自己紹介させてください。

　京都大学大学院で工学研究科を専攻修了し、新卒で入社した会社でソフトウェアエンジニアとして働いて、はや四半世紀が過ぎました。 会社では研究職から商品開発へ、開発エンジニアからプロジェクト管理へという技術系キャリアを歩んできました。

 

　プライベートでは30歳を前に結婚し、3人の男の子に恵まれて自宅を建てるという夢も叶えることができました。

　こう書くと順風満帆に見えるかもしれませんが、自分自身の中では様々な葛藤がありました。

 

　30代後半に入った頃から「このままでいいのか？」「この先、何を目指していけばいいんだろう？」と将来に漠然とした不安を抱えていました。仕事ではそれなりに頑張っているつもりでも、優秀な後輩技術者に囲まれて、心の中では挫折を感じていたのです。

 

　40代になり、この人生を変えようと決意して取り組んだことが「自分を知る」ということでした。

　自分が本当に価値を感じるもの＝「最高の価値観」について学び、私自身が人生を歩むうえで、一番大切にしていることは何かを言い表せるようになりました。

 

　その結果、私が大切にしているのは「会社での成果や評価」ではなく、
　『仲間と一体感を感じること』であり、

　『心地よい人と人との関係づくり』であり、

　『家族と共に時間を過ごすこと』なのだと確信しました。

 

　「自分を知る」ことができると、過去の自分の選択が理解できるようになり、今の自分に納得をして前向きに生きられるようになります。言葉にしてしまえば簡単に聞こえますが、一番難しく、答えがないのが「自分を知る」ということです。

　これから同じような悩みにぶつかるかもしれない仲間に、私自身が身につけた知識や経験を届けたい。

　そう考えた私は資格を取得して、キャリアコンサルタントになりました。

 

　現在は資格を活かして、社内で30代の若手を対象としたキャリア相談に携わっています。

　社外でも個別のキャリア相談のほか、仕事とプライベートの両立（両立3.0）を支援する『マイキャリアコンサルタント』にて、相談員として活動しています。

　そのほかキャリアコンサルタント有資格者同士の研鑽会として『実践研鑽会』を毎月定期開催していたり、Twitterで繋がったキャリアコンサルタント同士のコミュニティ『オールキャリアコンサルタント』にてファシリテーターとして活動しています。

 

　2022年8月に初の電子書籍を出版しました。

　『キャリアコンサルティングで自分を知る本：楠隆著』

　おかげさまでたくさんダウンロードしていただき、AmazonのKindle本ランキングで最高5位、部門別1位で9冠を達成いたしました。「キャリアコンサルティングって何するの？」「自分のことなんかよくわからないなあ」という方にも、分かりやすいとご好評をいただいています。

 

主な保有資格：

　キャリアコンサルタント（国家資格）

　ITストラテジスト（IPA）

　プロジェクトマネージャー（IPA）

　交流分析士２級（JTAA）